ロングとショートとは?
ロングとは長い、ショートは短いという意味が直訳ですが、
CFDに限らず、証券取引において「ロング」というと長期投資、「ショート」というと短期投資ということになります。
CFDの取引の決済時期までの長さを表すものです。
ロングポジションとは
CFD取引を始めて、ポジションを持ちます。
その後、自分が思ったとおりの値動きをせずに反対方向へ動いたとします。
そのとき含み損は増えますが、すぐには決済をせず、自分の意のするところまで長くポジションを保っているということを「ロングポジション」といいます。
債券や先物取引などは、ポジションの期間や決済時期が予め決められていますが、
CFDの場合は原則として、ポジションをいつまで持っていても良いとされています。
ロングの期間も自分で決めることができるということです。
ただし、注意しなくてはいけないのは、
含み損が進んだときで、業者が決めたある程度の損失にまで達したときは警告を受けることになります。
それでも応じない場合は、ロスカットされてしまいます。
ですから、気長にロングポジションでそのままにしておくと、いつの間にかロスカットされて資金がなくなったということもありますので注意が必要です。
あくまでロングポジションで、定期預金のような感覚でいると、とんでもないことになります。
時折チェックをする必要は絶対にあります。
含み益が膨らむ場合はロングポジションは歓迎されるものです。
ショートポジションとは
ショートとは、短期のCFD取引のことをいいます。
1日何回も、何十回も細かく取引をしては決済をしていくというように、短い時間だけポジションを持つことを
「ショートポジション」といいます。
ほぼ常時チャートを見続けること、ここで決済だという思い切りが必要とされます。
ショートポジションで攻めていくという方法では、手数料がネックとなります。
CFDの取引の1回ごとに手数料がかかりますから、少しでも手数料が安いところを選んでいなければ、
せっかくの利益も手数料でなくなってしまうということになりかねません。
ですからショートポジションの場合は、手数料の少ない業者、手数料の少ない取引をすることが推奨されます。
しかし投資スタイルには好きずきがありますから、
ある程度の妥協も必要とされる取引がショートポジションであるということもできます。
チャートの後追いをせず、半ば直感的な判断を要することですから、かなりギャンブル性の強いものとなります。
CFDにかける資金の数%程度の資金を用いることが、CFDのショートの必勝法でしょう。
時間的な余裕と資金的な余裕、少し専門的な知識を要します。