マージンコールとは?
CFDを含む金融商品には必ずあるリスクのひとつにマージンコールがあります。
損失が大きくなり、これ以上の損失は危険であるとメールなどで、業者が投資家に知らせるというものです。
急落や急騰の場面において業者が行うサービスの一環です。
マージンコールの発生
CFDでは、損失が一定額以上になると警告が届きますが、これがマージンコールというものです。
マージンコールが発生するときは、
市場が業者の指定するマージンコール発生証拠金維持率を下回ったときです。
証拠金維持率の指定は業者によって違いますが、平均して大体50%から60%程度となっています。
チャートやツールを見ていると、当然自分の損失はわかるわけですが、
業者としてもみすみす放っておくということはできません。
実際は親切心というよりは、取引を続けるのかやめるのか、はっきりしてほしいというもので、
続ける場合には追加の証拠金の入金を考える必要があります。
ただし、マージンコールの時点ではまだ決済前ですから、
ひょっとしたら状況が急展開するということも大いにあり得ます。
ですが、追加資金の用意だけはしておきましょう。
このような事態が投資には絶対にあるため、余裕資金での投資をということになります。
マージンコールとなるような投資は正直言って非常に危険ですから、
なるべくマージンコールとは縁のないCFD取引を心がけましょう。
マージンコールの活用
資金が100万円あってCFD取引を行うという場合、いろいろな方法があります。
1万円の資金でレバレッジ(1万円以上の取引)をしたり、
10万円だけ使ってCFD取引をしようというところが正統派のCFD取引であるということができるでしょう。
というのは、10万円ならばあと90万円も残っていると考えますが、
例えば10万円でCFD取引を始めてあっという間に損になり、10万円を損するということも結構あることです。
大体50%程度で危ないというマージンコールが聞こえたら危機感を持ち、残りの90万円からの追加を考えます。
そして、いよいよとなったら追加するわけですが、これがもし50万円でのCFD取引でしたら
追加資金も底を尽きますし、せっかくのマージンコールも無駄になってしまいます。
マージンコールで危機を知らせてくれるのですから、
投資家としては好意に甘え、きちんと余裕資金を確保しておきましょう。
リスクがあるのが当然のCFD取引ですし、投資です。
儲かるばかりの投資はこの世には絶対にあり得ないということです。