株式CFDとは?
株式CFDの取引では、株式を取得するというわけではありません。
株式CFDは、その株式の値動きに反映されて損益が決まります。
保証金を預託することによって株式CFDの取引をすることですから、株式の入手とは全く意味が違うということです。
株式CFDの仕組み
株式CFDとは、株取引をしたことがあるという方であれば、仕組みは全く同じです。
株式のチャートを見て「買い」の場合は上がれば利益、下がれば損失ということになります。
取得方法が大きく違っていて、株式CFDはチャートだけが必要となります。
実際に株式を入手することはなく、その株式に見合った数%からの証拠金を預託するだけで、株式チャートの値動きによって損益が決まるというものです。
例えば、普通ですと100万円ほどの購入価格となっている会社の株式が、株式CFDですと1万円、10万円といったような単位で取引することができることになります。
実際の株取引でないということで、その投資にかける金額が極端に少なくなります。
ですから、株主優待などの特典を受けることはできませんが、株式CFDの買い取引をして、
値動きが上がったとするとその分がしっかり利益になるということです。
株式CFDのチャートと実際の株取引のチャートは同じものですから、株取引経験者にとっては簡単な手順ですし、
初心者の方も気軽に始めることができます。
普通の株取引よりもリターンが大きくリスクが少ないことになります。
株式CFDの市場
日本の株式取引はすぐにでも行うことができますが、海外の株式取引はそう簡単ではありません。
しかし、株式CFDであれば、各国の株式を相手に取引することができます。
日本、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど先進国の株式のほか中国、ブラジルなど、
新興国の株式も取り扱われています。
もちろん株式を入手するわけではないのですが、
これらの国の株式のチャートの上げ下げが株式CFDの損益を出すというわけです。
メリットとしては、日本以外の株式の動向は日本の市場が動いている以外の時間でも動いているということで、
社会人の方でも仕事のない夜にリアルタイムでCFDの取引を行うということができるという点があります。
各国の時差の関係で開始時間などが変わりますから、都合の良い時間の株式CFDをすることができます。
ですから、グローバルな取引が可能ですし、
何といっても全世界的な視点での投資を行うことができるということは魅力的です。
特にヨーロッパなどでは株式取引がとても盛んですので、日本とは違うチャートの動向が期待されます。
世界の情勢を肌で感じることができるのは、株式CFDならではです。